手足口病 – 学校で予防すべき感染症シリーズ
手足口病は、ヘルパンギーナやプール熱と同様に夏かぜの一種です。口腔粘膜と四肢末端に水疱性発しんが生じる疾患で、毎年のように流行しますが、時に大流行がみられます。流行のピークは夏で、乳幼児に多く発生します。原因となる病原ウイルスが複数あるため、再発することもあり、注意が必要です。手足口病は、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。
手足口病の症状
発熱と口腔・咽頭粘膜に痛みを伴う水疱ができ、唾液が増え、手足末端、肘、膝、お尻などに水疱がみられるのが特徴。発熱は余り高くはならないことが多く、1~3 日で解熱します。一般的には夏かぜの一つですが、エンテロウイルス属は無菌性髄膜炎の原因の90% を占め、特にエンテロウイルス71(EV71)感染による脳炎を伴った重症例の報告があります。アジア各国では小児の重症疾患としてしばしば問題になっています。有効な治療薬はなく、対症療法が行われます。
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手足口病の原因
手足口病の予防
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登校(園)の基準
本人の全身状態が安定している場合は登校( 園) 可能です。流行の阻止を狙っての登校(園)停止は有効性が低く、またウイルス排出期間が長いことからも現実的ではないでしょう。手洗い(特に排便後、排泄物の後始末後)の励行が重要です。
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