A型肝炎 – 学校で予防すべき感染症シリーズ

A型肝炎 - ほけんだよりプラス - 学校で予防すべき感染症シリーズ
経口感染するA型肝炎は、日本で年間数百人の発生があり、8割は牡蠣(かき)などの食物による感染、2割は海外渡航からの帰国者です。2010 年春には患者数の急増がありました。40歳以下の日本人の抗体保有率はほぼ0%で、この年齢層は注意が必要です。小児の80〜95%は感染しても無症状で済みますが、重症化する例もあります。無症状であっても便中にウイルスは排出されるため、感染予防は困難です。A型肝炎は、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。

A型肝炎の症状

生牡蠣のイラスト
子どもは無症状で済むことも多く、便の処理が十分に行われにくいことから、集団発生しやすく、乳児ではおむつから集団発生した事例もあります。発症すれば発熱、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、下痢、嘔吐、上腹部痛があり、3〜4日後に黄垣が出現します。解熱とともに症状は軽快しますが、完全に治癒するまでは1〜2か月を要すことが多く、劇症肝炎に発展することもあります。2010年の小流行では2%が重症の肝炎を発症しました。有効な治療薬はなく、対症療法が行われます。

A型肝炎の原因

細菌のイラスト
A型肝炎の病原体は、A型肝炎ウイルスです。経口感染 (牡蠣等の生の貝類、家族や施設内)。ウイルスは、黄疸(おうだん)出現1〜2週前に便中に高濃度排出され、発症1週間程度で感染力は急速に弱まります。

A型肝炎の予防

伝染性紅斑の予防
ワクチンによる予防が可能です。流行地への渡航予定者へは予防接種することが望ましいですが、日本では16歳未満の小児に対するワクチンは未承認です。患者との濃厚接触者には、免疫グロブリンやワクチンを予防的に投与することがあります。

登校(園)の基準

発病初期を過ぎれば感染力は急速に消失するので、肝機能が正常になれば登校 ( 園 ) 可能です。
子どもたちのイラスト



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