B型肝炎 – 学校で予防すべき感染症シリーズ
血液や体液を介して感染するウイルス性肝炎の一つで、以前は輸血に伴う感染や、出産に伴う母親から垂直感染が問題となりました。輸血用血液のスクリーニング検査や、母児感染防止事業によって発生数が減少していますが、事業の対象となる新生児の約10%で出産時及びその後の予防処置の脱落や胎内感染がみられ、 また近年、幼少時の家族内感染や思春期以降の性的接触による感染が増加しています。また、これまで海外に多いとされていたタイプの感染者が日本でも増えて おり、従来のタイプに比べると、3歳以降においても HBVキャリアになる例が増加しています。日本は、年間 6,000人以上の新規感染者があり、 B型肝炎ウイルスに よる肝がんの死亡者は年間約5,000人、肝硬変による死亡者数は年間1,000人と推定されています。 B型は、学校保健安全法施行規則でその他の感染症に分類されています。
B型肝炎の症状
B型肝炎の原因
B型肝炎の予防
登校(園)の基準
急性肝炎の急性期でない限り、登校 (園) は可能です。HBVキャリアの出席停止の 必要はありません。ただし、キャリアの血液に触れる場合は手袋を着用するなど、上記の標準予防策を守ることが大切です。例外的な場合、例えばHBVキャリア児が非常に攻撃的でよくかみ付く、全身性の皮膚炎がある、出血性疾患がある等、血液媒介感染を引き起こすリスクが高い場合には、主治医、保育者、施設責任者が個別にそのリスクを評価して対応する必要があります。
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