「ゲーム依存」は小学生から オンライン、より刺激的に-専門医が警鐘
出典:時事メディカル – 「ゲーム依存」は小学生から オンライン、より刺激的に-専門医が警鐘
インターネットがごく普通の存在になる中で、ネット利用をやめられない「ネット依存症」が問題になっている。特に危険なのが、複数の参加者が一緒に楽しめるオンラインゲームだ。毎日長時間プレーする中で、昼夜の逆転や不登校、ゲームをやめるように言われた相手に過剰なまでの攻撃性を示すなどの問題を起こすことが少なくない。専門医は、アルコールやギャンブル依存症などと同様の疾患と捉えて警鐘を慣らしている。
- ネットの機能はSNSや動画配信など多彩だが、治療を求めて来院する人のほとんどがゲーム、それもオンラインゲームへの依存が原因。
- 2011年からネット依存に悩む人を対象にした外来診療を始めた国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長が指摘。
- 診療開始当初の受診者が熱中していたのはゲームの中で割り当てられたキャラクターになって物語を楽しむ「RPG(ロールプレイングゲーム)」と呼ばれる種類が多かった。
- 最近はより刺激が強く、短いゲーム時間の中で倒した相手の数を競ったり、ゲーム参加者同士が戦ったりする「シューティングゲーム」が主流に。
- 現在でも、治療として確立した手法やガイドラインは存在しない。
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