小頭症…ジカ熱だけじゃない 専門家指摘 妊婦の感染症にご注意
ブラジルなど中南米で流行する「ジカ熱」が胎児の小頭症を引き起こす恐れがあるとして、警戒が強まっている。だが、「小頭症」を引き起こす恐れがあるとされる感染症はジカ熱だけではない。専門家は「今の時期はジカウイルスを媒介する蚊は日本にいない。それよりも、妊婦は日常生活で感染する感染症に気をつけてほしい」と呼びかける。(道丸摩耶)
小頭症…ジカ熱だけじゃない 専門家指摘 妊婦の感染症にご注意
今回のジカ熱の流行を受け、北海道大の宮松雄一郎特任助教らが行った研究では、妊娠初期にジカ熱に感染した場合、胎児が小頭症になる確率は14~47%程度と高い。しかし、日本産婦人科感染症学会理事で三井記念病院産婦人科の小島俊行部長は「ジカ熱で広く知られるようになったが、小頭症は以前から感染症によって引き起こされることが知られていた」と語る。
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