第14回 :コミュニケーションのはなし:「コミュニケーションをしないことは不可能である」

第14回 :コミュニケーションのはなし:「コミュニケーションをしないことは不可能である」

これって、コミュニケーション?

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A「どうして何も言わない」
B「・・・・・・」
A「黙っていてはわからない。いったいどうした」
B「・・・・・・」

 Bの「・・・・・・」は、無言を意味します。
 授業や研修会などで、前置きなく、この問いかけをすると、たいてい2割ほどの学生が「はい」、8割ほどの学生が「いいえ」と答えます。対人援助職として、仕事をしてきた人の集まりでは、この数が逆転とまでは言わなくても、明らかに「はい」が増えます。
 「いいえ」と答える人の理由の多くは、Bが無言であり会話が成立していない、だからこれはコミュニケーションとは言えない、と考えます。確かに無言は会話を途切れさせます。だから、いいやりとりとは言えないかもしれません。
 しかし、コミュニケーションという観点から見ると、無言も立派なメッセージであり、この問いに対する正解は、「はい」です。
 もう少し丁寧に言うと、「今日の話は、たとえ無言であっても、人と人との関わりがある限りは、それを全てコミュニケーション上に起きていることと捉えて進めていきます。なので、正解は『はい』という理解で聞いてください」という流れを作っていきます。
 ということで、読者の皆様も、そんな捉え方でコミュニケーションに関するお話にしばらくおつきあいください。

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