<福島県>小学校の食物アレルギー対策、養護教諭が中心的役割…予想外の発症にも備え万全
出典:YomiDr.(読売新聞) – 小学校の食物アレルギー対策、養護教諭が中心的役割…予想外の発症にも備え万全
「給食中や昼休みは特に気が抜けない。食物アレルギーがないと思われていた児童が発症することもある」 1月下旬、福島県郡山市立大成小学校の養護教諭・湯田厚子さん(60)は、昼休みに校庭で雪遊びする児童を見ながら語った。
- 約780人が通学する大成小にも卵や乳製品、そば、ナッツなどにアレルギーを持つ児童が約40人いる。
- 学校では、主任栄養技師を中心に個々の児童に応じてアレルギー物質を除いた給食を調理。
- 除去されていない料理を誤って食べないようにアレルギーを持つ児童のおかわりを禁じ、遠足時のおやつ交換も認めない。
- 生命にかかわる重いアレルギー症状を発症した際に使う自己注射薬「エピペン」を職員室に保管し、万が一に備える。
- 順天堂大の 釆女うねめ 智津江教授(学校保健)は「アレルギー疾患には、全教職員が緊急時に適切に対応できることが必要だ。専門知識を持つ養護教諭には、校内研修の充実や体制整備で中心的な役割を果たすことが期待される」と指摘。
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