障害のある子どもたちの早期療育 特性知り環境づくり
障害のある子どもたちの早期療育や、家族らを臨床心理士らがケアする動きは市町村の間でも広がっている。ただ、ある市の早期療育担当者は「療育に抵抗がある保護者も多い」と話す。「子どもへの支援の必要性をまだ受容できない保護者に療育を促すタイミングが難しい」と打ち明ける。
出典:茨城新聞
民間の福祉サービス利用には診断書や療育手帳、障害福祉サービスの受給者証などが必要となるが、自分の子どもに障害があるかどうか医師の診断をためらう保護者は少なくない。相談支援専門員は「診断はあくまでその子の特性に気付くためのもの。その子らしく生きる環境をつくるために、早い時期からサービスを利用してほしい」と話す。
水戸市の舞さん(28)=仮名=は、ダウン症の健太ちゃん(1)=仮名=を緊急的に預かってくれる保育施設が見つからない。3歳以上という年齢制限や、経管栄養がネックになるためだ。ただ、健太ちゃんも成長とともに筋力がつき、気管軟化症が改善されれば経管栄養を外すことができる。健太ちゃんは、水戸口腔(こうくう)センター(同市見和)の支援を受け、軟らかく煮た野菜やバナナなどの固形物を少しずつ口から食べられるようになってきた。人見知りをしない健太ちゃんはベビーカーのそばを人が通り掛かると、身を乗り出し手を振る。舞さんはそうした息子の姿に、以前抱いていた子連れでの外出への不安が消えていく。障害のある子どもの出産と育児を経験したからこそ出会える人たちもいる。「子育ては楽しいよ」。舞さんは特に気負いもなく笑ってみせた。
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