<熊本地震> 兵庫からの支援多角化 健康相談、救助、給水など
熊本県を中心とした地震の「本震」から初の平日となった18日、兵庫県内の自治体なども職員の追加派遣や救援物資の搬送など支援を加速させた。熊本で活動する兵庫の災害派遣医療チーム(DMAT)の交代要員が同日、被災地へ。救護班として現地に残る姫路赤十字病院などのチームと引き続き支援に当たる。兵庫県医師会も医師ら4人を視察に派遣した。
県内24の消防本部が参加する緊急消防援助隊は、新たに52隊179人が出発。県警も18日夜、広域緊急援助隊として交通機動隊と高速隊の計31人を追加で派遣し、交通整理などに当たる。交通機動隊の田村仁司警部補(51)は「21年前の阪神・淡路大震災では、遠方からの支援に励まされた。被災地を勇気づけるような活動をしたい」と話した。
ひょうごボランタリープラザ(神戸市中央区)は新たに3人を現地入りさせ、ボランティアの需要を調べる。
熊本市内で同日朝から給水活動を始めた神戸市は、2次派遣の職員4人を向かわせた。ほかに、19日に給水や避難所への配管施工を担う6人を派遣し、支援を拡充する。保健師や下水道復旧調査の技術職員ら13人も同日、熊本市へ出発する。瓦が落ちた家屋や土砂崩れの現場を覆うため、備蓄するブルーシート約2千枚を被災地へ届ける準備も急いだ。熊本県庁に現地支援本部を設けた関西広域連合は、アルファ化米約25万2千食を搬出したほか、加古川市や朝来市、養父市なども支援物資を送った。
地震が終息せず、支援の長期化が見込まれるため、19日以降も職員派遣が相次ぐ。
兵庫県は19日から保健師6人、教職員らでつくる震災・学校支援チーム「EARTH(アース)」メンバーら19人を送り、避難所で健康相談などをする。姫路市も保健師に加え、支援物資を積んだ車両で職員2人を熊本市に向かわせる。加東市は職員4人を1週間交代で5週間派遣する態勢を整えた。
県薬剤師会は21~24日、薬剤師が救護所で医師と連携し、被災者支援に当たる。
[adrotate group=”7″]
[adrotate group=”8″]
Schoowell(スクウェル)に無料会員登録しませんか?
Schoowellでは、健康に関するテーマを毎回設け、テーマに関する重要事項の解説、最新情報などイラストを使用し、わかりやすく解説しています。
Schoowellの登録会員様には、A4サイズのPDFでダウンロードすることもでき掲示板への掲載や生徒へ配布等ご使用できます。 |
Schoowell(スクウェル)事務局 一同