<長崎県> 長崎国際大でも子ども食堂 月1回、学生ら運営
長崎県佐世保市の長崎国際大は4月下旬から2カ月に1回、子ども食堂を学内に開設する。将来、福祉や食育に携わる社会福祉、健康栄養の両学科の学生らが運営に携わり、食事提供だけでなく、スポーツやキャンプでの交流も組み合わせる。同大によると、大学による子ども食堂開設は全国でも珍しいという。
大学の地域貢献と、格差問題に対する学生教育を兼ねた取り組み。昨年春まで勤務していた久留米大(福岡県久留米市)で子ども支援に取り組んだ社会福祉学科の大西良講師(37)を中心に進める。経済的な理由で食事を満足に取れなかったり、親が忙しくて一人で食べたりしている児童・生徒らを主な対象とし、栄養士を志す学生らが栄養バランスを考慮して作ったカレーなどを提供する。運営にはキリン福祉財団(東京)の助成を受ける。
昨年12月と今年3月に試行した昼食会には、地元の児童養護施設や学習支援教室の子どもを招き、両学科と系列の長崎短大から学生35人が参加した。ドッジボールなどを通じて子どもたちと短時間で親しくなる効果があったという。開設後は、児童養護施設や学習支援教室、地元の里親グループなどに声を掛けて子どもを招待する計画。近隣のNPO団体や企業と連携して支援の輪を広げていく。
大西講師は「困窮を理由に進学をあきらめている子どもたちには、大学を身近に感じてもらうことで、進学への動機付けにしてほしい」と意気込む。
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Schoowell(スクウェル)事務局 一同