春日町「ダイコンこども食堂」のテーマ曲完成 友人のため地元歌手が制作
練馬を中心に活動するシンガー・ソングライター谷修(たにしゅう)さんの新曲「ダイコンこども食堂」が完成し、4月1日、CDが発売される。
谷修さんは「ねりうたプロジェクト」と題し、練馬の人や街をテーマにした歌を定期的に制作している。昨年は、武蔵野音楽大学江古田キャンパス(練馬区羽沢1)の建て替えに伴い、切られることになった桜をテーマにした歌「わたしは桜」を制作。同大卒業生からも多くの反響を呼んだ。今回は、友人の只野公朋さんが活動する「ダイコンこども食堂」をテーマに制作した。同食堂は昨年10月、子どもたちに安心して過ごせる地域の居場所を提供したいと飲食店を経営する只野さんが始めた活動。寄付された食材などを使って、子どもたちに無料で栄養バランスのいい食事を提供している(大人は300円)。主な会場は春日町南地区区民館(春日町5)。
「只野さんの頑張っている姿を見て応援したいと思った」と谷修さん。歌詞には子どもたちへのメッセージが込められている。「初めはバラードにするか、子どもたちが歌って踊れるような曲にするか考えたが、只野さんから子どもが楽しめるほうがいいとリクエストがあった。曲の完成を只野さんに連絡した際、夜中にもかかわらず、『20回聴いた』とすぐ連絡があって、作ってよかったと思った」とエピソードも披露した。
曲を聴いた只野さんは「食事だけでなく、子どもたちは歌でも打ち解け合える。これからギターを練習して子どもたちと歌えるようになりたい」と意気込み、早速同曲のPR動画を制作しユーチューブで公開している。販売価格は500円。売り上げは同食堂の活動に寄付される。販売場所は、「ワインカフェ練馬」(豊玉北5)、谷修さんのライブ会場のほか、今後通販でも販売予定。
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