<熊本地震> 避難所、感染症疑い100人超す…ノロウイルスやインフルなど

熊本地震を受けて開設された熊本県内の避難所で、ノロウイルスなどによる感染症の疑いのあった人が累計で100人を超えたことが、県と熊本市への取材でわかった。食中毒などが広がりやすい梅雨期が近づく中、熊本市では「拠点避難所」22か所への避難者の移動を本格化させており、専門家は「再び共同生活の規模が大きくなり、集団感染のリスクは高まっている」と警戒を強めている。

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YomiDr – 読売新聞

熊本地震避難所、感染症疑い100人超す…ノロウイルスやインフルなど

 県や同市などによると、12日現在、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が疑い例を含めて計65人、インフルエンザは計48人で累計は113人に上る。入院したケースもあったが、全員が回復したとみられる。
 特に感染性胃腸炎は、避難所となっていた南阿蘇村の南阿蘇中で「本震」の1週間後に集団発生。4月23日に20人以上が下痢や 嘔吐おうと などを訴え、10人以上が救急搬送された。さらに同25日までに同中などで19人が症状を訴えた。
 発症者が出た避難所では、様々な対策が取られている。南阿蘇中では、医師らが避難者に手洗いを指導し、ウイルスが屋内に広がらないよう、土足禁止のエリアを広げた。熊本市は、市保健所が専門チームを派遣。発症者を別の部屋へ移動させ、症状が治まっても2日間は、一般避難者のスペースとは違う部屋へ移し、トイレも使い分けるよう指導している。
 県内の避難者は、約18万人が855か所に避難した4月17日をピークに減少。熊本市は今月8日から、避難者の生活改善のため拠点避難所への移動を促している。ただ、拠点避難所でも布団を敷いたままだったり、トイレの清掃が不十分だったりするケースがあるという。市保健所は、衛生面の管理を徹底したい考えだ。
 避難所のある自治体を管轄する各保健所では、梅雨時や夏場に向け、蚊が媒介するデング熱や、食べ物に付着した細菌などが原因となる食中毒に対しても注意を促している。そんな中、熊本市では6日、避難所で提供された食事が原因で集団食中毒が発生し計34人に症状が出た。同市保健所は「食事はすぐ食べ、残した場合も保存せずに捨ててほしい」と呼びかけている。
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梅雨控え食中毒も警戒

 避難所では、気温が上昇する中、食中毒への対策が急務となっている。衛生状態も悪化し、感染症のリスクも高まっており、熊本県は注意を呼び掛けている。
 県健康危機管理課は「冷蔵庫がない場合は最低限、直射日光を避けて調理後はすぐに食べてほしい」と指摘。食料を提供するボランティアらにも▽おにぎりを握る時はラップを使う▽調理品はしっかり加熱▽手が荒れている場合は食材に直接触らない――などの対策を呼びかけている。
 感染症については「丁寧な手洗いが最も大切」と強調。「アルコール消毒でも代わりになる。また、せきなどが出ている人は、周囲に広げないためにもマスクの着用を徹底してほしい」としている。


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