<宮崎県>視覚障害者のケア考える 都城で講演など
視覚障害者の生活の質の向上について考える「九州ロービジョンフォーラムin都城」(読売光と愛の事業団共催)が16日、都城市のウエルネス交流プラザで開かれた。主催する九州ロービジョンフォーラムの会長で北九州市立総合療育センターの高橋広・眼科部長による基調講演などがあり、約80人が聴講した。
高橋会長は基調講演で、視力が低下したり、視野が狭くなったりした人たちのケアについて、「視覚障害者が持つ視機能を最大限に活用することが必要。寄り添ったり、手を引いたり、背中を押したりと障害の状況に応じたケアが求められる」とした。
視覚障害を持つきょうだいを幼い頃からケアし、2人とも大学に進学したことなどを話し、「周囲が子供の能力を信じて教育し、支援することが必要」と強調した。
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また、宮田眼科病院(都城市)の宮田和典院長が特別講演を行い、感染症の水疱すいほう性角膜症などに対する、角膜移植による治療方法について紹介。角膜移植は拒絶反応や感染症予防が課題とされるが、最近は人工角膜移植が増えていると説明した。
医療関係者らによるシンポジウムや、視覚障害者用福祉機器の展示も行われた。
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