<長崎県> 長崎国際大「子ども食堂」開設へ 安部直樹理事長に聞く

 長崎県佐世保市ハウステンボス町の長崎国際大が4月下旬、児童養護施設や学習支援教室の子どもらを対象にした「子ども食堂」を始める。開設の狙いや展望について、前学長で大学を運営する学校法人九州文化学園の安部直樹理事長に聞いた。

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=2016/04/07付 西日本新聞朝刊=

長崎国際大「子ども食堂」開設へ 安部直樹理事長に聞く

 -開設の狙いは。
 「経済的にも地域的にも格差社会が叫ばれるなか、今こそ福祉教育は重要なテーマ。弱者に対する視点をもってもらう意味で『子ども食堂』の運営に学生が携わる意味は大きい。参加する子どもにも、構内に開設し、学生と交流することで将来の進路選択の幅を広げるきっかけになるだろう」
こども食堂に新たな輪
 -運営の特徴は。
 「学校法人では大学のほかに幼稚園、高校、短大、専門学校を運営している。子ども食堂を全体の取り組みと位置付け、系列校の生徒や学生に積極的に参加を促していくつもりだ」
 「他大学にない取り組みとして、長崎国際大では茶道文化を全学共通の必修科目にしている。建学の精神『よりよい人間関係とホスピタリティ(おもてなし)の探求』を学生が究める場となっているが、子ども食堂を利用する子どもにも体験してもらおうと思っている。韓国や中国などの留学生と子どもとの交流も積極的に進めていきたい」

 -活動の展望は。
 「今回は大手企業の財団の支援を受けた。開設後は地元の企業や団体と連携していく方針で、既に大学に問い合わせがきている。うれしい反応だ」
 「学生にとっては、地域の子どもと携わることで、佐世保で学ぶ意味を考えるきっかけになるだろう。就職で県外に出て行く学生が多いことが問題となっているが、在学中に、自分が必要とされている存在だと実感できれば、きっと地元にとどまる割合が増えていく。子ども食堂は学生にも、参加する子どもにも好作用をもたらす取り組みになると信じる」

 ▼長崎国際大と「子ども食堂」 2000年4月開学。人間社会学部(国際観光学科、社会福祉学科)、健康管理学部(健康栄養学科)、薬学部(薬学科)と大学院があり、合わせて約2100人が学ぶ。「子ども食堂」は大学構内で4、6、8、10、12月と来年2月に開く予定。社会福祉、健康栄養の両学科の学生が中心に携わり、食事の提供のほかスポーツ交流なども手掛ける。

    ◇      ◇

■学生たちがプレ活動、児童養護施設でホットケーキ作り

 長崎国際大(佐世保市ハウステンボス町)の学生4人が4日、佐世保市柚木町の児童養護施設「若竹の家」を訪れ、施設の中高生6人とホットケーキ作りを楽しんだ。4人は同大が4月下旬から始める「子ども食堂」の取り組みに関わる学生。この日は準備活動の一環で、子どもたちと近くのスーパーで食材の買い出しをした後、施設の台所で一緒にホットケーキ作りに励んだ。学生と子どもたちは、焼き上げたホットケーキに好みでバターやチョコレートを付け、おやつとして食べた。社会福祉学科4年の種岡隆光さん(21)は「みんなで食材を選び、作る作業は楽しく、和気あいあいとした雰囲気がつくれた」。同4年の牛島綾香さん(21)も「子ども食堂の取り組みに積極的に参加していきたい」と話した。


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