なぜ、アメリカでは障害者を「弱者」と呼ばないのか?
出典:ハフポスト – なぜ、アメリカでは障害者を「弱者」と呼ばないのか?
相模原殺傷事件が起きてから1年が経った。犠牲者を追悼するため、メディアは「弱者に思いやりを」「弱者を差別しない社会をつくろう」と呼びかける。しかし、障がい者の置かれている状況が変わる兆しは見えてこないばかりか、むしろ悪くなっている。共同通信が全国の知的障害者の家族を対象に実施したアンケートでは、事件後、障害者を取り巻く環境が悪化したと答えた人が7割だった。
- そもそも英語では障がい者(disabled people)とは言わない。障がいを持つ人、障がいと共に生きる人(people with disabilities)という言い方をする。
- 子どもの場合は、障がい児(disabled children)とは言わず、特別なニーズのある子ども(children with special needs)と呼ぶのが一般的だ。あくまでも「人」に焦点を当て、私たちには人間として同じ権利があることを強調する。
- アメリカ人はそれを子どもの頃から自然に学んでいく。「インクルージョン・クラスルーム」と言って、障がい児も健常児(typical children)も同じ学校に通う。
- 障がいのあるすべての子どもたちが、健常児と同じように学ぶことができる「環境」を提供することは、公立学校の義務であると法律で定められているのだ。
- 教育だけではない。交通機関や公共機関へのアクセス、雇用や住居の機会均等が法律で守られており、世間一般では当然のこととして認識されている。
- このような社会では、障がいや病気のある人を「弱者」とは呼ばない。もし、彼らを “weak people(弱者)”などと呼んだら、アメリカ人は間違いなく「差別だ」と言うだろう。もし、障がい者が「社会的弱者」であるとしたら、社会が変わる必要があると彼らは考えるのだ。
なぜ、アメリカでは障害者を「弱者」と呼ばないのか?:ハフポストhttps://t.co/SrHCsAMhzF#特別支援学校 #特別支援教育 #インクルーシブ教育 #海外事例 @SchoowellChan がツイート
— スクウェルちゃん (@SchoowellChan) 2017年7月31日
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