頭髪に寄生するアタマジラミ 集団発生には正しい知識で対応を
出典:時事メディカル – 頭髪に寄生するアタマジラミ 集団発生には正しい知識で対応を
アタマジラミはヒトにのみ寄生する3種類のシラミ(他にケジラミ、コロモジラミ)の一種で、頭髪に寄生する。保育園や小学校などで集団発生することが多く、近年徐々に増えている。その背景や早期発見のポイント、治療法について、国立感染症研究所(東京都新宿区)昆虫医科学部の葛西真治部長に聞いた。
- アタマジラミは、メスがヒトの頭に卵を産み付けて増え、ヒトからヒトにうつって広がる。
- 寄生初期には自覚症状がないことが多いが、幼虫や成虫が増えると、アタマジラミは1日数回血を吸うため頭皮にかゆみを起こす。
- かきむしってできた傷から別の感染症(二次感染)にかかる恐れがあるため、注意が必要。
- 感染経路で最も多いのは頭と頭の接触だ。「幼稚園や保育園で子ども同士が体を寄せ合って遊んだり、昼寝の時に髪の毛が接触したりして感染することがあります」と。
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