<和歌山県>「すくすく育って」子供の健康祈る泣き相撲 和歌山・海南の山路王子神社
子供の健やかな成長を祈願して相撲をとらせる「泣き相撲」が9日、和歌山県海南市下津町市坪の山路王子神社で開かれた。会場は土俵に上がった男児らの泣き声とともに、大きな笑いに包まれた。
「背中に土をつけると丈夫な子に育つ」という言い伝えから、約400年前から続く秋祭りの伝承行事。
この日は県内外の生後4カ月から3歳の男児約160人が集まった。
取り組みは互いに1勝1敗となるように設定。男児は介添え役の氏子に抱えられて土俵へ。氏子は男児を優しく倒して背中に交互に土をつけていった。
土俵上から元気な泣き声が響くと、周囲から歓声が上がり、親たちはわが子の姿を盛んにカメラなどに収めていた。
生後6カ月の岡本知晃ちゃんの母親、奈未さん(34)=同市=は「今日元気よく泣いたように、これからもすくすくと育ってほしい」と笑顔で話した。
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