<栃木県> 学校健診「座高」消える 規則改正で栃木県内4月から
学校健診「座高」消える 規則改正で栃木県内4月から
学校で行われる児童生徒の健康診断が4月から大きく変わる。学校保健安全法施行規則の改正により、必須項目から「寄生虫卵検査」と「座高」が外れ、「四肢の状態(運動器検診)」が加わることになった。家庭での観察がより重視されるのも特徴で、県医師会などはスムーズな移行に向けて準備を進めている。
寄生虫卵検査は県内25市町のうち21市町が廃止
おおむね小学1~3年で行われてきた寄生虫卵検査は「衛生状態のよい現在、検出率は極めて低い」、全児童生徒が行ってきた座高検査は「発育評価の指標としては身長・体重曲線の方が重要」といった理由で削除される。ただ、「検査してはいけない」ということではなく、継続するかどうかは学校設置者の判断になる。
下野新聞社の調べによると、寄生虫卵検査は県内25市町のうち21市町が廃止するが、「これまでの検査で検出率がゼロではない」などとして日光と真岡市、塩谷町は継続予定。那珂川町も小学1年のみで実施する。県も県立特別支援学校の幼稚部と小学部1~3年で継続する。座高は全校で廃止される。
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