<静岡県> 心臓病・花愛ちゃんに「生きる機会を」
重い心臓病「拡張型心筋症」を患う牧之原市の岩倉花愛はなちゃん(5か月)の米国での心臓移植手術を実現させようと、両親と支援団体「はなちゃんを救う会」が募金活動を始めた。
高額な手術費や渡航費を賄うための目標額は約3億1000万円。両親は「花愛に生きるチャンスを与えてください」と訴えている。
花愛ちゃんは生後1か月ほどで、心臓の筋肉が薄くなってポンプ機能が低下する「拡張型心筋症」と診断された。現在は、大阪府内の病院で補助人工心臓をつけて生活しているが、血栓ができやすく、感染症や脳梗塞など合併症の恐れもあり、命の危険にさらされている。治療には心臓移植手術が必要となるが、国内では6歳未満の事例がほとんどないという。
「一刻も早く手術を受けさせてあげたい。皆さんのご協力をお願いします」――。13日、県庁で記者会見した父・岩倉永幸さん(30)と母・雅子さん(30)は涙ながらに訴えた。
両親は昨年1月、拡張型心筋症で娘の幸々花(ここな)ちゃんを生後53日で亡くした。永幸さんは「まさか同じ病気にはならないだろうと思っていた」と振り返る。
花愛ちゃんは、米・コロンビア大で手術を受けられることになったが、手術費や渡航費を含めると約3億1000万円かかる。
今後、週末に静岡市、浜松市などで募金活動を行う予定。寄付は振り込みでも受け付ける。ボランティアも募集している。振込先などの問い合わせは「はなちゃんを救う会」事務局(0548・27・1226)へ。
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