発達障害:保護者との連携 – こころのケアシリーズ
保護者が不安に思ったことや心配事を学級担任や学校に自由に相談できるかどうかは学校と保護者との信頼関係の深さにかかっています。しかし、多くの場合「こんなことを相談してもよいものか」「どんなふうに話したらいいか」等なかなか学校に相談できない保護者が多いのが現状ではないでしょうか。また、担任もこんなことを保護者に伝えてもよいのかと躊躇してしまうこともあるでしょう。しかし、児童生徒の教育的ニーズに応じた指導を進めていくためには、日常的に双方が情報を交換しながら共に協力して子どもに対応することが必要です。
保護者との信頼関係
担任は、担当した学級のすべての児童生徒に適切な指導をしなければなりません。支援を必要とする児童生徒に気付いたら、保護者との情報交換を心がけます。その大前提になるのが、保護者との信頼関係です。保護者の気持ちを受容、共感して受け止めることを心がけて話し合いましょう。
保護者のニーズの把握
保護者は、その児童生徒を育ててきた最も身近な理解者であり、我が子の学習面や行動面での困難さもいち早く感じ取っています。学習面、行動面、対人関係等についての保護者のニーズを聞き取っていきましょう。
関連情報の把握
児童生徒の困難な要因を考えて手立てを提案していくためには、以下の情報を把握しておくことが考えられます。家庭の様子、生育歴(言語、社会性、運動等)、医療機関の受診歴、就学前の様子や小学校での状況等これらの情報を保護者の理解を得て収集し、共に検討していきます。早急に担任ができる効果的な教育の在り方を具体的に検討し、まずできることから取り組んでみましょう。効果が確認できたら、また次の手立てを考えることができます。
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