熱中症の重症度と対処方法 – 熱中症シリーズ

熱中症の重症度と対処方法 - ほけんだよりプラス - 熱中症シリーズ
全国で、毎年5万人以上の人が熱中症で救急搬送されています。消防庁によると、5月から9月に救急搬送された人の総数は平成27年が55,852人、同様に平成28年は50,412人、平成29年は52,984人でした。平成30年も5月中旬までに救急搬送された人が数多く出ており、5月15日には1名の死亡者が出てしまいました。また、5月16日には200人を超える人が救急搬送されました。熱中症に関する正しい知識を身につけ、しっかりと予防することが重要です。
熱中症の重症度と対処方法

涼しい環境への避難

風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。

脱衣と冷却

  • 衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて風通しを良くします。
  • 露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。下着の上から水をかけても良いでしょう。
  • 氷のうなどがあれば、それを前頚部の両脇、腋窩部(脇の下)、鼠径部(大腿の付け根の前面、股関節部)に当てて皮膚の直下をゆっくり流れている血液を冷やすことも有効です。
  • 深部体温で40℃を超えると全身けいれん(全身をひきつける)、血液凝固障害(血液が固まらない)など危険な症状も現れます。
  • 体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。
  • 救急車を要請したとしても、その到着前から冷却を開始することが求められます。

医療機関へ運ぶ

  • 自力で水分の摂取ができないときは、点滴で補う必要があるので、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。
  • 実際に、救急搬送される熱中症の半数程度がⅢ度ないしⅡ度で、医療機関での輸液や厳重な管理、肝障害や腎障害の検索が必要となってきます。

水分・塩分の補給

熱中症の重症度と対処方法イラスト

  • 冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいま す。冷たい飲み物は胃の表面から体の熱を奪います。同時に脱水の補正も可能です。大量の発汗があった場合には汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。食塩水(水1ℓに食塩1~2g)も有効です。
  • 応答が明瞭で意識がはっきりしているなら、冷やした水分をどんどん与えてください。
  • 「呼び掛けや刺激への反応がおかしい」、「応えない」時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。また「吐き気を訴える」ないし「吐く」という症状は、すでに胃腸の動きが鈍っている証拠です。これらの場合には、経口で水分を入れるのは禁物で、病院での点滴が必要です。



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