小児科を受診する子どもの8~9割は、ウイルス感染症
出典:Hugkum(小学館) – 小児科を受診する子どもの8~9割は、ウイルス感染症
幼児がかかりやすい病気で圧倒的に多いのは、感染症です。感染症というのは、ウイルスや細菌などが体に侵入して増殖し、いろいろな症状を引き起こしたり、人から人にうつったりする病気です。普通の風邪を始め、秋~冬に流行するインフルエンザなどの呼吸器感染症や、ノロウイルスなどによる胃腸炎、春の風邪や溶連菌感染症、夏~秋に流行する夏風邪はみんな、感染症です。
- 今の一般の小児医療は「予防重視」になってきており、予防接種や健診などを充実させ、子どもや家族をサポートする予防医学や育児相談に重きを置く小児科が増えています。
- 小児科を受診する子どもの8~9割は、ウイルス感染症です。ウイルス感染症に効く薬はありません。ほとんどは本人の力(免疫力・体力など)で自然に治ります。
- 小児科医の役割は、ウイルス感染症の中に「積極的な治療が必要な感染症」が紛れ込んでいないか、あるいは「緊急を要する重大な病気」が隠れていないかを確認すること。
- 軽度のウイルス感染症と診断したら、親に病気の説明をして、家庭でのケアを助言することです。
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