<熊本地震> 南阿蘇村 感染症対策で避難所を消毒
ノロウイルスの集団感染が起きた可能性がある熊本県南阿蘇村の避難所では、支援活動を行っている医療チームなどが新たに体調を崩した人がいないか調べるとともに、建物の消毒などの感染症対策が行われました。
南阿蘇村などによりますと、避難所となっている南阿蘇中学校の体育館では、今月20日から23日までに少なくとも22人が下痢やおう吐などの症状を訴え、一部の患者からノロウイルスが検出されたことから、村は集団感染の可能性があるとみています。
この避難所では24日午前中から日本赤十字社の医療チームの医師が、体調で気になることがあれば早めに診察を受けに来るよう館内放送で呼びかけ、看護師が新たに患者が出ていないか確認していました。
避難所は今も断水が続き、衛生状態が悪くなっているということで、午後からはボランティアや医療チームのメンバーなどおよそ60人が、体育館を消毒したあと生活スペースの床にシートを敷き詰めました。そして、人が密集してウイルスなどが広まりやすくなるのを防ぐため、避難している人たちの間に一定の隙間を設けるなどして感染症拡大を防ぐ対策を進めました。
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