<新潟県>RSウイルス感染症 県内で急増
主に乳幼児がかかる風邪の一種「RSウイルス感染症」が県内で急増している。県が12日に発表した3~9日の1医療機関当たりの患者数は5・02人で、記録がある2003年以降で最多を更新した。例年は冬に流行し、ことしは時期が早いのも特徴。県は「今後どこまで増えるか分からない」とし、注意を呼び掛けている。
保健所管内別では魚沼が56・00人で突出して多く、新発田が14・80人、新潟市が5・71人で続いた。
県健康対策課によると、RSウイルスは出生後、最初の冬で約半数、2回目の冬でほぼ全員が感染する。症状は発熱、せきなど。通常は1、2週間で治るが、気管支炎や肺炎を起こし重症化することもある。
ことしは北日本を中心に全国で流行している。県内も8月下旬から増え出し、前週(9月26日~10月2日)は1医療機関当たりの患者数が4・41人で石川県に次ぎ全国で2番目に多かった。本県での昨年までの最高は、12年11月上旬の4・93人だった。
県は、特に乳幼児を世話する保護者らにマスクの着用や手洗いを徹底するよう呼び掛けている。
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