発達障害の子を救う「遊んで学ぶ教室」の役割
出典:東洋経済ONLINE – 発達障害の子を救う「遊んで学ぶ教室」の役割
子どもの特徴に多角的にアプローチ – 「発達障害の子どもたちは苦手なところもあるけれども、得意なところもいっぱいある。その子に合った環境さえ用意してあげればその子がのびのびと、わんぱくに遊んで成長していけて、自分が思い描くような人生を送れるんじゃないかなと思って、この事業をしています」。こう話すのは、NPO法人「発達わんぱく会」理事長の小田知宏さんです。
- 発達障害は、脳機能の発達が関係する障害です。発達障害がある子どもは、コミュニケーションや対人関係をつくるのが少し苦手です。また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくありません。しかし、幼児期から適切な支援を行うことで、症状を緩和させたり、社会とうまくかかわっていくことができるようになります。
- 現在「発達わんぱく会」は、首都圏の4カ所に教室「こっこ」を設け、子ども一人ひとりに合わせたプログラムで、個別療育やグループ療育などを行っています。
「こっこ」に通う250人の子どもたちの療育を行うのは、保育士、幼稚園教諭をはじめ、臨床心理士や言語聴覚士など、専門的な資格を持つおよそ60人のスタッフ。。 - 各教室では、専門の異なる6人のスタッフがチームとなり、1日の療育にあたっています。1日の終わりには6人のスタッフが集まり、その日の子どもたちの様子をお互いの視点から振り返り、それを細かく記録。次回のプログラムにつなげているのです。
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