虫よけ対策重要に―蚊媒介感染症 年間通して警戒を
出典:時事メディカル – 虫よけ対策重要に―蚊媒介感染症
年間通して警戒を
蚊媒介感染症とは、病原体を持った蚊に刺されることで発症する感染症のことで、多くの種類がある。日本では蚊というと夏をイメージしがちだが、海外では地域によっては1年中注意する必要がある。国立国際医療研究センター(東京都新宿区)国際感染症センターの忽那賢志医師は「蚊媒介感染症のほとんどはワクチンがなく、感染すると重症化や合併症を招く病気もあります」と警鐘を鳴らす。
- 蚊媒介感染症でよく知られているのはマラリアやデング熱、ジカ熱、チクングニア熱など。
- 東南アジアや中南米、アフリカなどに多く、感染者の血を吸った蚊が別の人を刺すことで感染が拡大。
- 媒介する蚊が日本に生息しているものだと国内で流行する恐れもある。
- 日本では2014年に「ヒトスジシマカ」(やぶ蚊)が媒介するデング熱が流行し、162人の患者が出た。
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