自傷行為、早めに相談 発達障害の可能性も
出典:時事メディカル – 自傷行為、早めに相談 発達障害の可能性も
自分の頭を壁や床に激しく打ち付ける、手首や指をかむ、髪の毛を抜くといった「自傷行為」を繰り返す子どもがいる。発達障害が原因のこともあるので、子どもの状況と対応方法を知るため、早めに近くの子ども家庭センターや保健センターなどに相談したい。
- 自傷行為は乳児期から表れる子どももいれば、進級や進学など環境の変化がきっかけになることもある。
- 精神科医である関口典子医師は「原因の一つに発達障害があります。発達障害の子どもが自分自身を傷つけてしまうのは、身体的理由と社会的理由があります」と話す。
- 発達障害の子どもは、熱い、冷たい、痛いなどの感覚が、過度に敏感だったり、鈍かったりするという。
- 例えば、大したことがないと思われるけがをひどく痛がる一方、他人が驚くような大けがをしても平気な顔をしていることがある。
- こうした子どもは、アンバランスな身体感覚を刺激するような遊びを好む傾向があり、痛みを伴う行為であっても、楽しむために自傷行為をしているようにも見える。
- また、自分の気持ちを上手に言葉で表せないため、不安やストレス、要求、拒否を自傷行為で表現することもある。
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