RSウイルス感染症が流行期入り…重い肺炎や気管支炎
乳幼児に重い肺炎や気管支炎を引き起こす「RSウイルス感染症」が流行期に入り、国立感染症研究所が注意を呼びかけている。
感染研が4日発表したまとめによると、9月19~25日に全国約3000の小児科から報告のあった患者数は4204人。同時期の比較では、現在の集計方法となった2011年10月以降で最多となっている。
RSウイルスは、患者のせきやくしゃみなどの飛まつを吸い込んだり、ウイルスの付いた物を触ったりしてうつる。4~6日の潜伏期間を経て発熱や鼻水などの症状が表れる。生後6か月以内の乳児などで重症化しやすい。治療は水分補給と呼吸の管理など対症療法が中心だ。
感染研の木村博一・感染症疫学センター第6室長は「大人が軽い風邪の症状を感じたら、乳児やお年寄りにうつさないよう注意してほしい」と話している。
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