<佐賀県>おたふくかぜ流行、佐賀県が注意報発令
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)に関して佐賀県は21日、患者報告数が流行の基準値を超えたとして、「注意報」を発令した。発令は本年度初めてだが、昨年末から流行が続いており、こまめな手洗いなど予防を呼び掛けている。
県健康増進課によると、17日までの1週間に定点医療機関当たりの患者報告数は3・04(70人)で、基準値の「3」を上回った。注意報は昨年11月~今年3月までに5回発令され、その後も「2」前後で推移していた。一般的に4~5年サイクルで流行することがあり、現在はその時期にあるとみられる。
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予防法は、任意のワクチン接種のほか、手洗い後のタオルの共用や症状のある人との濃厚な接触を避けるなどがある。せきが出る場合はマスクを着用し、発熱や耳周辺の腫れや痛みなどがあれば早めの受診を呼び掛けている。健康増進課は「夏休みに入ったが、保育園など集団生活が続く場合は注意してほしい」としている。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) – 学校で予防すべき感染症シリーズ
流行性耳下腺炎は、耳下腺などの唾液腺が急に腫れてくることを特徴とする疾患で、「おたふくかぜ」ともいわれます。おたふくかぜは、無菌性髄膜炎*を併発したり、永続的な難聴の原因にもなるので、注意が必要です。成人では、精巣炎や卵巣炎などの合併症を併発することがあります。春から夏にかけて幼児から学童に多くみられ、保育所、幼稚園、小学校での流行が多くなります。
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