<兵庫県>免疫ない世代に啓発を はしか感染拡大で連絡会議
兵庫県尼崎市などではしかの感染が拡大していることを受け、兵庫県は15日、県内17カ所の保健所長を集めた対策連絡会議を神戸市内で開いた。参加者はワクチンの定期接種を着実に実行させるほか、制度や副作用の問題で免疫を持たない割合が比較的高い20代後半~30代に啓発していく必要性を確認した。
尼崎市では、保育所での集団感染が判明。乳幼児から60代までの市民計17人がはしかと診断されている。
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会議は大半が非公開だったが、県によると、同市が国立感染症研究所などと協力して対応していることを報告。出席者からは「空港など多くの人が出入りする事業所では、事業主の責任で予防接種をさせる必要があるのではないか」などの意見が出た。
予防接種のワクチンは、同市を中心に一部の医療機関で不足。2回の定期接種(生後12~24カ月と就学前の1年間)もすぐに受けられないケースがあるが、10月には供給が安定する見込みという。(森 信弘)
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