<熊本地震> 避難所の環境改善急務 ノロウイルス感染で

南阿蘇村の避難所で23日までに、男女25人がノロウイルスに集団感染した疑いがあることが分かった。長引く避難生活で、避難所の衛生状態が悪化しており、感染拡大を懸念する専門家は「十分な手洗いと衛生管理の徹底が必要」と注意を呼び掛けている。

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熊本日日新聞社“くまにちコム”

避難所の環境改善急務 ノロウイルス感染で

 ノロウイルスは、感染性胃腸炎を引き起こす原因ウイルス。手や指、食品を介して感染し、人の腸で増殖。吐き気や嘔吐、下痢を引き起こす。抵抗力の弱い子どもや高齢者は重症化する恐れもある。
 25人中22人の男女の内訳は男性13人、女性9人で、3人は不明。年齢は5人が不明で、残り20人は2~87歳だった。

 南阿蘇村の避難所は断水が続き、トイレなどの環境が悪化。現場の医師によると、着替えや入浴が不十分で、体を清潔に保ちにくい環境も要因と考えられるという。14日から避難している女性(61)は「精神的にも限界に近い。お年寄りたちも体力がかなり弱っているのではないか」と不安を募らせた。


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