<神奈川県>多様な運動と遊びで体幹を鍛える 横浜市立緑園西小で
特別授業は、全学年を対象に体育館で実施。指導は同プロジェクトの田中日出男理事長などが当たった。前半は、全学年の児童に、正しい立ち姿勢、お辞儀、あいさつの仕方を、実演と体験から学ばせた。
立ち方では、▽両足をそろえる▽背筋を伸ばして腰をしっかり立てる▽両手は体の側面に沿わせ指は伸ばして互いにつける――などのポイントを指摘。講師が見本を示した。続いて、相手にあいさつすると想定しながら、児童たちに「よろしくお願いします」「ありがとうございます」と元気よくあいさつさせた。
お辞儀とあいさつの言葉を織り交ぜる際には、「にこやかな表情を大切に」「お辞儀は、あいさつを言い終わってから行う」などの注意も。
後半は、特に5年生に絞って実施。
タオルを使った活動では、タオルの両端を持って腕を水平に伸ばし、水平状態を維持したままで両肘を前後動させた。タオルを小さく丸めて球状にし、真上に投げ、落ちるまでに5回の手拍子をたたく活動などにも取り組んだ。ペアの実践では、対面して1本のタオルの端をそれぞれ握り、足場を動かさないよう、互いに引っ張り合うゲームに親しんだ。
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一連の活動では、前半で学んだ正確なお辞儀動作やあいさつを振り返らせるのも大事にした。活動前後に互いの敬意と所作の練習として、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」を元気よく叫び、お辞儀の向きなどを児童同士で見合った。
講師は、楽しく簡単にできるプログラムを指導しながら、児童が積極的、継続的に体を動かす習慣を身に付けるのを願っていた。
小宮校長は「日常生活で児童の運動機会の減少や体力低下が生じているので、良い機会となった。今後、体育の準備運動などにも取り入れていきたい」と、今後の活用を強調した。
同プログラムは、「子供の体幹を鍛える国民運動として広げたい」との思いで、(公財)日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問が発案。全国の幼稚園、保育園、小学校で提供、実施されている。
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