歯みがきのむし歯予防効果 – 歯・口腔の健康シリーズ
歯みがきは、歯面からプラークを機械的に除去することを目的とした予防法です。これにはセルフケアとプロフェッショナルケアがあります。セルフケアによってプラークを毎日完全に除去することは現実には不可能と考えられます。むし歯予防を成功させるには、セルフケアとともに他のむし歯予防法を組み合わせることが必要です。
セルフケア歯みがきの限界
歯みがきは、歯面からプラークを機械的に除去することを目的とした予防法です。これには各人が自宅などで日々行うもの(セルフケア)と歯科医師や歯科衛生士らの専門家によって診療室で行われるもの(プロフェッショナルケア)があります。今日ほとんどの人が歯を磨く習慣を身につけています。しかし本人の努力では歯ブラシの届かないところからのむし歯の発生を防ぐことは困難です。すなわち奥歯の噛み合わせの溝のところや歯と歯の隙間に対して、セルフケアによってプラークを毎日完全に除去することは現実には不可能と考えられます。
トーレル・エリクソンの報告
10歳の子供を対象に2年間にわたりむし歯予防効果が調査されました。むし歯予防効果が一番高かったのはフッ化物洗口で、何も予防をしなかった対象と比べて予防率は49%となっています。またフッ化物歯面塗布の予防率は20%、フッ化物配合歯磨剤(F+)による歯みがきは18%および23%となっていますが、フッ化物を含まない歯みがき剤(F-)での歯みがきでは差は認められませんでした。さらに歯科衛生士による頻回(2週間に1回)の専門的歯面清掃法によってむし歯や歯肉炎が著しく減少した調査もあります。
トーレル・エリクソンの報告
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Schoowell(スクウェル)事務局 一同