レモンの継続摂取で健康に 県立広島大などが共同研究
レモンの機能性について共同研究していた県立安芸津病院と県立広島大学、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(愛知県)は、レモンを摂取し続けることで人間の骨密度や血圧改善に効果があったと発表した。中高年の女性を対象に骨密度に関わる指標、生活習慣病の変化を調べたもので、6カ月かけて実施した。
共同研究は、同社が平成25年、レモンの産地である県と需要拡大に協力する「『瀬戸内広島レモン』パートナーシップ協定」を締結したことをきっかけに始まった。県立広島大などとさまざまな研究を進めていくなかで、カルシウムを体に吸収する働きがあるクエン酸の「キレート作用」に注目。人間の骨の健康に与える影響を調べた。
同社によると、カルシウムは人体に吸収されにくく、食物から摂取したカルシウムの70%は体外に排出され、骨密度は年齢が上がるにつれて下がる傾向にある。女性は閉経と加齢の影響でカルシウムが失われるため骨粗鬆(こつそしょう)症になりやすいほか、若い女性でも無理なダイエットなどによって骨の強度を不安視する声があるという。
調査は、安芸津病院の協力を得て、平均年齢63・8歳の中高年女性44人を対象に実施。カルシウムを強化したレモン果汁飲料を半年間毎日飲んでもらい、カルシウムの吸収を調べた。
この結果、骨密度の変化は3カ月後に平均で1・3%増、6カ月後は1%増で推移し継続摂取することで、骨密度上昇の維持ができた。また、骨破壊の抑制効果もあったほか、血圧の低下も確認されたという。
同社は今後も引き続き調査を実施していく。
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Schoowell(スクウェル)事務局 一同