梅雨時も要警戒 熱中症
熱中症は暑さが本格化する七月下旬からと思われがちだが、実は梅雨の時季も注意が必要だ。急な暑さに体が慣れていない上、湿度が高くて汗が蒸発しにくく、うまく熱を発散できなくなるためだ。梅雨前に比べ救急搬送される人は増える傾向にあり、専門家は「気温と湿度に注意し、小まめな水分補給を」と呼び掛ける。(河野紀子)
- 熱中症は高温多湿にさらされ、発汗で体温を調整していたのがうまくできなくなり、体に熱がこもることで発症。
- 主な症状は、めまいや頭痛、吐き気、倦怠(けんたい)感など。
- 重症化すると意識障害やけいれんを起こし、最悪の場合は死に至る。
- 今年は五月から六月十日までに、すでに三千八百人余りが熱中症の疑いで救急搬送された。うち三人が死亡、六十四人が重症となっている。
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