暑さに慣れていない子供 例年より高い熱中症のリスク
出典:時事メディカル – 暑さに慣れていない子供 例年より高い熱中症のリスク
今年の夏は平年以上の暑さが予想されている。加えて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が熱中症のリスクを上げる恐れもある。特に、体調の不調を言葉で訴えられない乳幼児や、夏休みが短縮される小学生は熱中症対策が重要になってくる。
国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の救急診療科の植松悟子診療部長(小児救急医療)は「外出自粛や長い休校で、子供たちが少しずつ季節の変化に対応する『暑熱順化』が遅れがちで、暑さに体が慣れきっていないことが想定される」と問題を指摘する。
- 具体的に言えば、通学だけをとっても、毎日登下校の過程で少しずつ季節の変化に体を慣らす効果がある。
- しかし、今年は休校により数カ月間、自宅待機で外出も控えていた。
- その分、発汗など体温調整機能が季節の変化についていかず、熱中症になりやすくなっている。
- 休校期間や自宅待機の分を埋めるためにも、これからの季節はより注意して細かく段階を踏んで順化を進めていくことが、熱中症や体調不良を防ぐためのカギになる。
- これは、幼児や児童だけではく中高生や成人にも共通する点。
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