<石川県> じわもん給食 味、栄養◎ 鳴和中3年・本さん考案
<金沢市内全中学で提供>
国が推進する「食育月間」の六月、金沢市内の小中学生が考えた加賀野菜などの「じわもん」(地場産物)を使った特別献立の給食の提供が、二日、始まった。中学生が考案した献立は、この日と三、二十日の三日間、市内の全中学校で振る舞われる。(岡本真穂)
市内小学校の五、六年生と中学生を対象に、地元食材を使った給食メニューを募集したコンクールの中学校部門・夏献立で、最優秀作品に選ばれた鳴和中三年の本真奈美さんが考えた献立が並んだ。
キスのかぼちゃみそソースかけ、金時草のそうめん汁、海藻サラダの三品には、打木赤皮甘栗かぼちゃ、加賀太きゅうり、金時草など地元の野菜が使われ、味は和風。本さんは「旬の地元の食材を使って、ご飯に合うメニューを考えたかった。ポイントは魚料理で、白身魚のシンプルな味に合う味付けにした」と話している。
本さんがいる鳴和中三年四組では、この日、野口弘教育長が訪れ、北部共同調理場(大浦町)の新居陽子栄養教諭(33)から献立の説明を受けた後、味わった。新居さんは「栄養バランスが整い、カボチャや金時草があり彩りも良い。加賀野菜を四種類も使い、旬も考えられている」と評価されたポイントを話した。
クラスメートの宮下零士さんは「魚がうまい。カボチャのソースと合う」と話し、勢いよく魚にかぶりついていた。
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