<滋賀県>教諭暴言で生徒不調…2年前「問題ない」対応の教委、診断書受け「早急調査」
滋賀県立高の運動部に所属していた女子生徒が、指導する男性教諭から暴言を浴びせられるなどし、パワーハラスメントを起因とする症状を発症していたことがわかった。
女子生徒は約2年前から問題を訴えていたが、学校や県教委は「教諭の対応に問題はない」と判断。しかし、その後も心身の不調が続き、今年7月に医師が診断書を出したため、学校側が再調査に乗り出す事態になっている。
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関係者や学校などによると、女子生徒は運動部に所属していた2014年以降、男性教諭が遅刻をした罰に走り込みなどを強要したと主張。練習の度に「辞めろ。続けても意味がない」「スポーツをする資格がない」などと暴言を浴びせられたとしている。
女子生徒は15年に退部。その後も教諭を見かけるだけで心身に不調を訴え、今年7月には医師が「パワハラにより症状が出現したため、部活を辞めざるを得なくなったと認める」とする診断書を出した。
女子生徒の保護者は14年11月から学校や県教委に改善を求めたが、学校側は調査の結果、15年春に「部活動の指導の範囲内」「暴言についてはなかった」と結論づけていた。
ただ、新たに診断書が出されたことで、学校は女子生徒が運動部に所属していた当時やその後の教諭の言動に問題がなかったか事実関係を再確認する。
「学校の対応に問題はない」としていた県教委も「早急に調査を進める」としている。
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