身体が持っていた「マダニ」防護のメカニズム
出典:Yahoo! ニュース – 身体が持っていた「マダニ」防護のメカニズム
野山や藪などでごく普通に見られるマダニ(Ixodidae)は、日本紅斑熱やダニ媒介性脳炎、マダニ媒介SFTSなどの人獣共通感染症の病原体を媒介する節足動物だ。マダニに咬まれた動物は、ダニを死滅させたり卵の産生を阻害するなどの後天的な抵抗性を持つが、今回、その理由とメカニズムがわかった。
- ダニ媒介感染症とは、人獣共通感染症の病原体を持つダニに咬まれることで引き起こされる病気。
- 温血動物の血液を吸うダニの中でもよく見られるのがマダニで、本来の宿主は、ネズミ、ウサギ、シカ、タヌキ、イノシシなどの野生動物、イヌやネコなどのペット。
- だが、これらの動物から人間に飛び移り、咬んで血を吸うことで病原体を媒介。
- マダニが媒介するのは、高熱や発疹ができて重症化すると死に至ることもある日本紅斑熱、新種が出てきたツツガムシ病、感覚麻痺などの症状が出るダニ媒介性脳炎、致死率の高い(6.3~30%)マダニ媒介SFTS(重症熱性血小板減少症候群、Severe fever with thrombocytopenia syndrome)、関節炎など多様な症状を引き起こすライム病などだ。
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